組合概要

メインビジュアル画像

組合の概要

利根沼田広域市町村圏振興整備組合(とねぬまたこういきしちょうそんけんしんこうせいびくみあい)は、群馬県沼田市、利根郡片品村、川場村、昭和村及びみなかみ町の1市1町3村が設立している一部事務組合です。

概要

所在地〒378-0051 沼田市上原町1801番地2 利根沼田文化会館内(4階)
TEL0278-22-3691
FAX0278-23-8339
HPhttp://www.oze.or.jp
構成市町村沼田市・片品村・川場村・昭和村・みなかみ町
設立年月日昭和45年7月3日
ふるさと市町村圏有(H2.9.12選定) 基金10億円

圏域人口面積

2021/11/30現在

区分人口2020年~2024年の
人口増減
面積
(k㎡)
人口密度
(1k㎡あたり)
令和2年
(2020年)
平成27年
(2015年)
実数率(%)
沼田市45,33748,676-3,339-6.86443.46102.23
みなかみ町17,19519,347-2,152-11.12781.0822.01
片品村3,9934,390-397-9.04391.7610.19
川場村3,4803,647-167-4.5885.2540.82
昭和村6,9537,347-394-5.3664.14108.40
利根沼田76,95883,407-6,449-7.731,765.6943.59
群馬県1,939,1101,973,115-34,005-1.726,362.28304.78
参照:国勢調査 / 都道府県・市区町村別の主な結果

執行機関

理事会制

理事長沼田市長星野 稔(ほしの みのる)
 任期市町村長の在任期間
 選出方法構成市町村長による互選
副理事長川場村長外山 京太郎(とやま きょうたろう)
 任期市町村長の在任期間
 選出方法構成市町村長による互選

議会

議員定数8人
議員の資格構成市町村議会の議員
議員の任期構成市町村議会の議員の在任期間
議員の選出方法構成市町村議会の議長は充職、他の議員は定められた人員を構成市町村議会で選挙

職員構成

区分専任兼任
一般職員33人
単純労務職員3人
教育公務員
消防職員137人
合計173人

行政委員会委員数

教育委員公平委員監査委員その他
2人

共同処理する事務

1ふるさと市町村圏計画の策定及び計画に基づく事業の実施に伴う連絡調整全構成市町村
2巡回診療に関する事務全構成市町村
3交通安全思想の普及及び交通事故相談並びに交通センターの設置及び管理全構成市町村
4養護老人ホームの設置及び管理全構成市町村
5文化会館の設置及び管理全構成市町村
6消防組織法(昭和22年法律第226号)及び消防法(昭和23年法律第186号)に定める消防事務(水利施設の設置及び管理並びに非常備消防に関する事務を除く)全構成市町村
7救急医療に関する事務全構成市町村
8視聴覚ライブラリーの設置及び管理全構成市町村
9火葬場・斎場の設置及び管理全構成市町村
(みなかみ町は旧月夜野町区域)
10ふるさと市町村圏計画の策定及び計画に基づく広域的事業の実施全構成市町村
11看護師修学資金に関する事務全構成市町村
12火薬類取締法(昭和25年法律第149号)及び液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律(昭和42年法律第149号)に規定する知事の権限に属する事務のうち、関係市町村が処理することとされた事務全構成市町村
13介護認定審査会の設置及び運営に関する事務全構成市町村
14障害支援区分認定審査会の設置及び運営に関する事務全構成市町村
15ごみ処理施設及びその附帯施設の設置に関する事務全構成市町村

組合の沿革

昭和44年7月に利根沼田広域市町村圏振興整備協議会が発足し同年9月に自治省からの指定を受け翌年3月利根沼田広域市町村圏計画が選定されました。

その後、協議会が改組されて、7月3日に利根沼田広域市町村圏振興整備組合が設立しました。

広域組合は、市町村がそれぞれ単独で処理する事務を共同で行うことにより、経費を押さえ事務処理の効率な運営を図るために設けるもので構成市町村とは個別の自治体で地方自治法上の特別地方公共団体の一つです。

構成市町村の首長及び議会の議員から組合の管理者及び議会の議員を選出し、構成する各市町村が経費を分担して事務を処理します。

当組合の執行機関である理事会は5名の構成市町村の首長で構成されこの中から理事長・副理事長(2名)が選出されます。

議会の議員には構成市町村議会議長の他、議会選出の議員の計8名で構成され議会は年3回7月・11月・2月に開催さます。

現在共同処理している事務は15項目でその代表的な事務は消防事務・養護老人ホーム・文化会館・介護認定審査・火葬場・斎場などの設置及び管理並びにごみ処理施設及びその附帯施設の設置で、令和6年5月1日現在の職員数は一般職、消防職、技能労務職名の計173名です。組合事務局所在地は、利根沼田文化会館4階です。

組織機構図

組織機構図は下記リンクをクリックしてご覧ください。別ウィンドウで表示されます。

事務局地図

森と水と花のくに利根沼田広域景観憲章

私たちが暮らし合う利根沼田は、利根郡、渭田(ぬまた)郷の名が世に現れた1300年の昔から、水清くみどり豊かな里として栄え続けてきました。
私たちのくには、世界に名高い尾瀬や谷川連峰にかこまれ、坂東太郎・利根川の源流にあたります。
恵み豊かな森と水、暮らしを彩る花々こそ、利根沼田の象徴です。
そこで、私たちは、文化創造の主体は人であり景観は人の心を写す鏡であることを深く認識し、美しく人間味あふれるくにの姿を未来永劫にはぐくみ続けるため、ここに、「森と水と花のくに利根沼田広域景観憲章」を定めます。

  1. 私たちをいだき、心と暮らしをはぐくんできた美しい山並みとその眺めを大切にし、森を守り育て続けます。
  2. 利根川をはじめとする豊かな水を守り、下流域の人々との連携や交流を通じて、水と人との本来のふれあいをとりもどします。
  3. 私たち自身にとって快適で美しい景観こそが訪れる人々の心にも感動を呼び起こすことを深く認識し、集落や街並みを調和ある色や形に磨き上げていきます。
  4. 森や田畑は、人々の人間らしい暮らしがあってはじめて美しく守られます。私たちは、連携や交流を通じて森や田畑の活力を守り続けるとともに、道や家のまわりを暮らしを彩る花や緑でいっぱいにしていきます。
  5. 景観を守り育てる者は私たち自身であることを深く心に刻みながら、訪れる人々にも、「森と水と花のくにづくり」への参加を呼びかけます。
    そして、私たちのくにを美しく磨き上げるために力を注ぐすべての人々を称えます。

圏域の特色

利根沼田広域圏は群馬県の北部に位置し、新潟・福島・栃木の3県と接しています。

地域の大半は、帝釈系山岳・三国山系山岳・日光連山・赤城山といった山岳で占められ、森林面積は地域面積の86%に達します。
山岳地帯に源を発する利根川・赤谷川・片品川・薄根川等々の大小の河川は上流域においてダム群を形成し首都圏の水がめとしてあるいは生産と文化の源として役割を果たし太平洋に注いでいます。
広域圏の総面積は1,765.75k㎡ 人口(平成22年国勢調査)は89,032人で、県全体に対して面積27.8%、人口4.4%を占めています。

地域の形状は、ほぼ円形に近く半径30㎞の円周内に収まります。また集落立地は半径20㎞の範囲に広がりを見せていますが全体として平地に乏しく、地域総面積のうち農用地は7%、宅地は1%を占めるにすぎません。
沼田盆地を中心として概ね河川沿いの谷間を主要道路が走り集落が分布しています。地域の標高は沼田盆地の300m級台地から2,000m級の山岳にまでわたり市町村役場所在地で見た場合昭和村役場の345mから片品村役場の813mに至り山間地の特性をもっています。

このような地勢は地域の産業・生活にさまざまの制約を課していますが、反面変化に富んだスケールの大きい景観を呈し、国立公園として豊富な温泉群、恵まれた自然資源とあいまって第一級の観光圏を形成しています。

山岳と渓谷・盆地といった地形の複雑さを反映して気象条件は多様で、山岳地帯の特性から夏冬の気温差は大きく特に冬季は前橋市に比べ4℃~5℃も低い状況となっております。また、冬季は日本海側からの寒波のためみなかみ町・片品村の地域北部では積雪が非常に多く、地域全体での年間降雨量は前橋市を上回ります。この傾向は特に圏域北部において顕著であり、みなかみ町では太平洋側の気候と日本海側の気候が合成されたような夏季多雨・冬季多雪の気象状況がはっきり見られます。